８月２０日から２８日まで米国シリコンバレー研修を行い、高１から高３の生徒１８名が参加しました。

以下、高１の生徒の言葉を紹介いたします。

「シリコンバレー研修で得た学び」

見るもの、感じるもの、体験するもの。全てが今まで感じたことのない刺激でした。今回私たちはアメリカのカリフォルニア州にあるシリコンバレーと呼ばれる地域に行ってきました。現在世界的に有名なＸ、Uber、VISAなどのたくさんの会社の本社が集まっていて、まさに世界の最先端と言っても過言ではないような場所です。 

私たちは一週間の間に、様々な企業のオフィスに伺ったり、大学のキャンパスを回ったり、博物館に行ったりして、とても濃密で充実した時間を過ごしました。サンフランシスコで乗ったケーブルカーや街並みに歴史を感じたり、スタンフォード大学やＵＣバークレーなどの有名大学では日本の大学との違いに驚いたりして、毎日受けるカルチャーショックも心の底から楽しかったです。 

様々な活動を行いましたが、私の中で最も印象に残っていることは先輩方と共同で作り上げたプレゼンテーションです。滞在２日目に１度目のプレゼンを行い、フィードバックを頂き、その点を踏まえて改善して６日目に２度目のプレゼンを行いました。

テーマは「日常生活をよりよくするイノベーション」で、私たちの班はRFIDタグを用いた屋内の誘導サービスを考えました。最初の発表では、そのテーマ自体が複雑だったため聴衆からの反応が薄くなってしまいました。そのため、私たちは毎晩部屋に集まり、学年関係なく意見を出し合い、サービスをわかりやすく伝えるために構成やスライドも一新させました。私にとって先輩とプレゼンを行うことは初めての経験だったので、初めは不安も大きく足を引っ張らないようにすることで精一杯でした。ですが、シリコンバレーで実際に吸収したマインドで２回目の発表に向けて自分のベストを尽くすことができました。スライド制作では、先輩方からも多くのことを学びました。統一感を出すためにフォントや色味を揃えたり、見ている人を飽きさせないようにGIFアニメーションを取り入たりなどのコツも直に吸収することができました。２回目のプレゼンでは私自身とても成長したように感じていたため、成功した時はこれまでに感じたことのないぐらい達成感に包まれました。

他にも、ＵＣバークレーの教授によるセミナーは自分の中で大きく視野が広がったと感じました。「グローバル」になるためにはどうしたら良いか、そもそも「グローバル」とは何なのかなど規模の大きいテーマに関してディスカッションを行いました。 

私は国際問題 について深く考えることがとても好きで興味があったので、実際に大学の教授のレクチャーを受けることができてとても嬉しかったです。グローバルに考えるということは英語が話せるということだけではなく、他国の文化や価値観を学んだ上で尊重するということだと知り、今までの考えが大きく変わり、自分も将来は国際問題について考え、課題を解決する仕事に従事したいと強く思いました。

私はアメリカに住んでいた経験があり、幼い頃から英語が非常に身近な存在でした。そのため、家族以外と異国の地に行くことは初めてだったものの、買い物や料理の注文もスムーズに行うことができました。また、企業や大学で受けたセッションやプレゼン後の質疑応答でも積極的に英語で発信することができ、改めて自分の英語力に自信を持つことができました。

今回のシリコンバレー研修旅行を通して、日本とは異なるカルチャーや考え方の違いをあ らゆる場所で感じることができ、自分の価値観が大きく変わったように感じました。先輩方とも時間を共にすることで進路や将来についてもたくさんアドバイスを頂けて、本当に人 生の糧として素晴らしい経験ができました。先生方も私たち生徒の自主性を重んじて下さり、より楽しい思い出となりました。ここで得たグローバルな考え方や学びを日本でも活かし、今後の勉強により一層精進して参ります。今回このような素敵な学びの機会を提供してくださった先生方や現地で出会ったすべての方々に深く感謝申し上げます。

研修初日、これから始まる研修への期待と不安を胸に

Rakuten USA
オフィスツアーとセミナーの後、現地にオフィスを構える多様な日系企業の方々とランチ

スタンフォード大学院生によるキャンパスツアー
海外大学での学びや最先端の研究のお話をうかがいました
カリフォルニア科学アカデミーのバックヤードツアー
生物学研究のお話をうかがいながら、鯨の骨格標本を見ている様子

ジャパン・ソサエティ
女性としてのキャリア形成や海外で働くということについてのセミナー

PLUG and PLAY　
スタートアップ企業によるピッチの見学
（ピッチ：新規事業立ち上げ支援を獲得するために行う事業提案プレゼンテーション）

プレゼンテーション後のディスカッションの様子