明治神宮ミュージアム見学
中高手芸部は6月8日に明治神宮ミュージアムに行き、記念展「受け継がれし明治のドレス」の後期展示を見学しました。今回は霞会館の学芸員の方からご説明をいただき、4月に伺った際の前期展示とは異なる展示内容に部員たちも楽しみながら見学していました。記念展を見学した後は、明治神宮御苑の花菖蒲が見頃ということで職員の方から案内をいただき、花菖蒲を観賞しました。
(中高手芸部マネージャー(高Ⅰ))
以下は4月・6月の展示を見学した部員の感想です。
・今回の見学でもっとも印象に残っているのは、明治時代の人々が着ていたドレスです。事前にパンフレットを見ていたのですが、実際のドレスの輝きはパンフレットの写真とは違う輝きがあり、刺繍もこまかく素敵なデザインで、1着のドレスを作るのに多くの手間がかかっているなと感じました。また、明治神宮御苑の花菖蒲がとてもきれいでした。赤紫色、紫色、白色...と、色鮮やかな花菖蒲が多くあり、見とれてしまいました。(中一)
・展示の中で一番心に残ったのは、昭憲皇太后の大礼服です。日本と西洋の特徴が混ざった当時にしかない独特なデザインが魅力的でした。驚いたことは、昭憲皇太后のドレスのサイズが想像よりも小さく、昭憲皇太后が小柄だったことが想像されたことです。また、大礼服の修復の技術の細かさを見て、ドレスの美しさはたくさんの時間と技術によって成り立っていると感じました。学芸員の方に展示品を詳しく解説をしていただいたので、分からない部分も直接伺うことができ、とても貴重な体験となりました。今回の見学を今後の手芸部の活動に活かしたいと思います。(中二)
・見学前にパンフレットや新聞などで今回の展示品の写真を見ていましたが、日本と西洋の文化が混ざったドレスを実物で見ると感動が大きく違って、当時の時代に触れることができたように感じました。昭憲皇太后のドレスと明治天皇の軍服に同じ技術が使われていたり、昭憲皇太后のドレスの生地が他の方に贈られていたり、当時の人の繋がりを学芸員の方に伺うと展示内容がより身近に感じられました。ドレスの修復過程の展示を見て、服を修復することにも様々な技術があることを知りました。手芸部は服を作る活動が多いですが、今後修復の技術について学ぶ活動がしたいです。(高Ⅰ)
明治神宮御苑の花菖蒲(生徒撮影)