中三 修学旅行代替企画【Let's olive!】続編
■2日目
〇 平和学習(午前)
修学旅行では広島平和記念公園を訪れる予定でした。修学旅行での学びを確かなものにするために、生徒は事前学習として修学旅行ノートを作成し、太平洋戦争や見学地について、本・新聞・インターネットなど様々なメディアを利用して調べていました。実際に現地を訪れることはできませんでしたが、動画中継を通して広島の平和記念公園を見学し、知識を深め平和について考えました。広島を語り継いでいる方々が何を想い、何を伝えようとしているのかを知り、自分なりの答えを出していくきっかけとなりました。
【教室の様子】
東京と広島をzoomで繋ぎ、約1時間半のコースで平和記念公園にある原爆ドームや原爆の子の像など、戦争や原爆にまつわる施設を巡りました。『第三世代が考えるヒロシマ「」 継ぐ展』のピースボランティア西村宏子さんにご案内していただきました。
【クイズに答える様子】
平和の鐘、平和の灯といった公園内の各チェックポイントでクイズが出題されました。
挙手で参加しながら、理解を深めました。
【質疑応答】
ツアーの最後に、生徒から「未だに見つかっていない人や身元が不明のままの人は何人ぐらいいるのですか」という質問がありました。供養塔の中には、一家全滅で身内の見つからない遺骨や氏名の判明しない遺骨が少なくとも約7万柱納められていますが、75年以上たった今でも明確ではないという回答に言葉を失いました。
〇 ドローン体験(午後)
午前中に過去を学び、午後に未来を体験するというコンセプトで企画しました。100台近くのドローンを用意し、学年の生徒全員がドローンの操作を体験しました。初めて触れる最先端の機器に最初は戸惑いながらも、すぐに使いこなすことができるようになりました。オリンピックでも使用され、近年各分野で注目されているドローンを身近に感じることができました。
【操作説明】
2つの体育館にクラス毎に分散し、ドローン操作を体験しました。操作をする前に事前説明を聞いている様子です。
【操作体験】
・腕で作った輪の中をくぐらせてみました!
【操作体験の最後にはクラス対抗でドローン競争】
【外に出て、クラス毎にドローンで空撮をしました】
■3日目 <遠足>
午前中は江東区にあるsmall worlds TOKYO に行きました。この施設は世界最大級の屋内型ミニチュア・テーマパークです。関西国際空港や1960年代のアポロ計画時代の宇宙センターなどを1/80のスケールで忠実に再現したミニチュアを楽しみました。また、夏休み・2学期の道徳の授業で学習している「職業調べ」に関連して、キャリアワークショップを実施しました。この施設を運営するために、どのような仕事が必要か、館内を観察して考えることで、多くの仕事に支えられて会社が成り立っているということを学びました。その後、グループに分かれて学習する中で、自分だったらどんな仕事がしたいか、またその仕事に適性があるかなど自己分析をしたことも新鮮でした。
午後は上野駅周辺で自主研修を行いました。上野動物園や国立科学博物館など、事前に計画した場所を訪れました。中等科になって初めての自主研修で、興味のある場所を学年の仲間とともに巡り楽しい時間を過ごすことができました。
【small worlds TOKYO】
・館内見学の様子
・キャリアワークショップの様子
・昼食の様子
【上野駅周辺の自主研修(上野動物公園)】