5月15日(土)、卒業生で医師の片山真樹子氏による講演会が本校内小講堂にて行われました。

感染対策のため、一部の高等科生を除いて、生徒は自宅で中継配信による講演を視聴しました。
講演テーマは「病気が治せないお医者さん」。脳卒中を患った患者さんのリハビリ現場や、認知症の患者さんとの向き合い方などについて、大変興味深いお話を伺いました。

感度の高いマイクを使用して中継

ひとことに「お医者さん」といっても、いろいろな職場や形態があることを知りました

講堂にて、メモを取りながら真剣に講演を聞く高等科生

質疑応答時間にはたくさんの質問が出ました

講演終了後も多くの質問が寄せられ、片山先生からは丁寧な回答とアドバイスをいただきました

最後に、講演会に出席した生徒の感想をご紹介します。

「患者さんの心に寄り添い、患者さんと共に治ることのない病と闘い続けるような素敵なお仕事をされていらっしゃる方でした。どのような形であれ、私も将来は先生のように人に寄り添い、笑顔にさせられるような、そんな職に就きたいと強く感じました。」（高Ⅱ）

「患者さんの健康上の問題から、生活の社会的・経済的な側面、人間関係、そしてその人格や価値観に至るまで、あらゆることを考慮して、患者さんの彩のある人生のために尽力なさっているというお話に感銘を受けました。治らない病気と付き合っていくことにより、孤独感を抱える患者さんの心に寄り添い、自分らしい人生をサポートするのは、とても尊いことだと思います。女子部での経験を活かし、社会で活躍なさっている片山先生のお話を伺うことができ、貴重な機会となりました。」（高Ⅲ）