高Ⅲ ライフサイクル講座
2月26日(土) 高等科Ⅲ年生とその保護者を対象としたライフサイクル講座を行いました。
聖路加国際病院の顧問である細谷亮太先生をお招きして、「子供たちの"いのち"」と題した講演を行っていただきました。細谷先生の生い立ち、小児科医を志した経緯、小児科医として小児がんの患者と向き合ってきた経験などを伺いました。また、細谷先生がお詠みなった俳句をご紹介いただき、1つ1つの作品に込められたエピソードや想いをお話しくださいました。
もうすぐ卒業を迎える生徒たちにとって、"いのち"の尊さ、「死」に向き合うことの難しさ、人生などについて深く考える良い機会になりました。
【生徒の感想より】
・自分が心も身体も健康で生きていられることに感謝しなければいけないと思った。
寄付やボランティアで、病気や障害を持った子に支援ができればと思った。私も最近俳句を詠み始めたので、自分が生きていて感じたことや考えたことを句にして残していきたい。
・今回のライフサイクル講座では、「いのちと向き合う」ことについて深く考えさせられた。(中略)何のために今生きているのか、生きるとは何なのかを見つけることで、後悔のない人生を送っていきたいと深く感じた。
・細谷先生の「18歳はもう決められる年齢なのです」という言葉が心に残った。つい最近18歳になった身として、もう自分の身の振り方やいのちの在り方を決断できるということを重く感じ、一日一日を自分の意思で生きていかなければならないのだと強く思った。
【保護者の感想より】
・「いのち」について考えさせられ、その重みを感じ、涙が止まらなかった。今ある日常が当たり前ではなく、いかに恵まれているかを痛感した。VTRの女の子がどのような状況でも感謝を忘れないことに感銘をうけた。私自身も感謝の気持ちを常に持って生きていきたいと強く感じた。
・今回の講座を通して、根本的な「いのち」や「生き方」については、自身も学び続けながら、大人が自信を持って娘やその先の世代に向き合い、示していけば良いのだと思うことができた。
会場は学習院女子大学のやわらぎホールで、密を避けて実施しました。