中等科百人一首大会
2025/02/21
2月17日(月)午後に「中等科百人一首大会」が開催されました。
百人一首大会は中等科全員が参加する行事で、それぞれの学年でクラス混合の10名程度のグループに分かれ、札を取り合います。中等科生が総合体育館に一堂に会する真剣勝負、時に歓声が沸き上がり、活気あふれる時間となりました。
中等科の古文の授業では、三年間を通して小倉百人一首を一首ずつ暗誦しながら学んでおり、百人一首大会は、その腕試しの場でもあります。中一の生徒たちは、学んだばかりの和歌に「平仮名だけの札」で再会し、授業とは違う感触を楽しむ姿がありました。中二・中三のグループでは、上の句の前半を聞いただけで、すっと札に手が伸びる場面もしばしば見られ、自分や仲間の成長を感じる機会にもなりました。
昨年に引き続き、かるた同好会の生徒から希望があり、有志3名が読み手を務めました。読み手は全体の動きを見渡しながら読み進め、生徒たちは本格的な競技会のような空気のもとで、集中して札に向き合うことができました。
百人一首大会は、中等科の図書委員会が企画・運営する一大行事でもあり、委員の生徒たちは11月頃から熱心に準備を進めてきました。当日の進行や集計作業だけでなく、事前のグループ分け、クラスへの伝達、大会前後の札の点検、表彰の準備など、さまざまな面で運営を支えています。