米国シリコンバレー研修 体験記

今回、私たちはアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ南部に位置するシリコンバレーを訪れました。ここは、Apple、Google、Metaなど世界的に有名なテクノロジー企業が集まる地域です。

約1週間の研修を通じて、これらのグローバル企業のオフィスやミュージアム、スタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレー校などの名門大学のキャンパスを見学しました。さらに、地元の人々がよく利用する商業施設やゴールデンゲートブリッジなどの観光地も訪れました。4日目にはケーブルカーに乗り、サンフランシスコ市内の景色を楽しむこともできました。

2日目と6日目には、「現在の日常生活における課題とその解決策」というテーマでプレゼンテーションを行いました。このテーマでは、イノベーションをどのようにビジネスチャンスにつなげるかを主な議論点としました。

私たちのグループは「日本の物流問題」を取り上げ、再配達の削減方法について詳細に議論しました。発表を見てくださった企業の方から、自分たちの立場を述べることやビジネスチャンスがどこにあるかをより具体的に示すことの重要性をフィードバックして頂き、自分たちの課題を明確に意識することができました。

2回目のプレゼンに向けては、同じグループの先輩や後輩と毎晩ホテルのロビーや部屋に集まり、何度も議論を重ねました。先生からも頻繁にアドバイスを頂きながら内容を修正し、ブラッシュアップしていきました。また、2日目に訪れたPlug and Playのオフィスで、スタートアップ企業が投資家に対して行うピッチという短いプレゼンテーションを見学することができ、そこで得たアイデアを自分たちの発表に取り入れました。

そして迎えた2回目のプレゼンテーションでは、初めの時と比べて大きく内容を改善して発表しました。研修期間を通じて、私たちは真剣に自分たちの課題に取り組んできました。そのため、2回目のプレゼンテーションには自信を持って臨むことができ、発表を心から楽しむことができました。また、発表後には大きな達成感が得られ、この研修に参加したことの意義を改めて実感し、とても嬉しく思いました。

この短期間の研修で築かれたグループの絆や学びは、想像以上に深く、充実したものでした。さらに、この期間に経験したこと全てが印象深く、日本では感じることのない新しさを様々な場面で感じることができました。

ダイバーシティに特化したオフィス、自動運転タクシー「Waymo」、そして世界の最先端を行くシリコンバレーの一流スタートアップ企業。これらは、日本では目にすることのできないものばかりで、広い視野を持って世界を見ると予想もつかないことが実現していることを実感しました。

このシリコンバレー研修に参加したのは、グローバルな視野を育み、現地での世界のテクノロジーの最前線を把握したいという自分の願いからでした。実際に、進化し続けるグローバル企業の新しい取り組みや、それに伴う環境問題に対する進んだ考え方を学ぶことで、これまで持っていた現代社会に対する価値観が一新されました。短いながらも、人生に影響を与えるほど刺激的で素晴らしい研修でした。最後に、この素晴らしい機会を提供してくださった先生方、現地で出会ったすべての方々に心から感謝します。(高2生徒)

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