米国シリコンバレー研修 体験記

今回、私たちは16名でアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ南部に位置するシリコンバレーを訪れました。ここは、AppleやGoogle、Metaといった世界的なテクノロジー企業が集まる地域であり、まさに最先端のイノベーションを体感できる場所でした。

約1週間の研修では、Intel MuseumやApple Park、Meta Storeをはじめとしたグローバル企業の施設やオフィスを見学しました。さらに、スタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレー校といった名門大学のキャンパスも訪れ、自由な雰囲気を体感することができました。観光では、ゴールデンゲートブリッジやフィッシャーマンズワーフ、ケーブルカーなどにも乗り、サンフランシスコの風を全身で感じました。日々がめまぐるしく進んでいくなかで、視界が開けていくような開放感がありました。

今回の研修で特に印象に残っているのは「日常生活における課題とその解決策」を考えたプレゼンテーションです。私のグループは「車酔いの悩みを解決するための解決策」というテーマを選びました。自分自身が長く悩んできた経験をもとに、どうすれば多くの人が安心して移動を楽しめるのかを考えた結果、乗り物の揺れを和らげ、新しい技術を取り入れて気分を悪くするのを防ぐ仕組みを提案しました。身近な課題だからこそ、工夫しだいで誰かの役に立てるかもしれないと思いながら準備を進めましたが、発表を聞いてくださった方からたくさんの意見をいただき、日常に潜む小さな課題に真剣に向き合う大切さに改めて気づくことができました。

また、現地で見学したスタートアップ企業やPlug and Playのオフィスからも多くの学びを得ました。短い時間の中に全てを込めるピッチに挑む起業家の姿は緊張の中にもまっすぐな情熱が光っていて、強く心を打たれました。自分の未来を少し先取りして見せられたようで、将来挑戦してみたいという思いを抱かせてくれました。

さらに、シリコンバレーの人々の働き方や考え方にも強い刺激を受けました。多様性を尊重し、お互いの意見を自然に受け入れる雰囲気、自動運転タクシー「Waymo」などの日本ではあまり見かけない先端技術。これまで当たり前だと思っていた世界を一瞬で塗り替えられるような体験でした。

この海外研修を通じて、私は「身近な課題を見つけること」「挑戦する勇気を持つこと」「多様な価値観に触れること」の大切さを学びました。プレゼンテーションという形で自分の考えを発信できた経験も、これからの学びや挑戦を支える大切な力になると思います。

短い期間でしたが、学びの深さは想像をはるかに超えるものでした。新しい出会いや発見、そして挑戦する楽しさを知ることができ、この経験はきっとこれからの自分を支えてくれると思います。最後に、この貴重な機会を提供してくださった先生方、現地でお世話になった方々、そして共に時間を過ごした仲間に心から感謝します。(高1生徒)

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Intel Museumの見学ツアー

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カリフォルニア大学バークレー校のキャンパスツアー

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InOrbit Robot Spaceの社内ツアー

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スタンフォード大学のキャンパスツアー

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「日常生活における課題とその解決策」を考えたプレゼンテーション

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