MLC短期留学(中間報告)
私は7月19日から8月31日までの6週間、オーストラリア・メルボルンへ短期留学をしています。現地では、本校と20年以上交流を続けている姉妹校、名門 Methodist Ladies' College(MLC)に通い、ホストシスターやその友人たちと共にさまざまな授業を受けながら、現地の生活を体験しているところです。MLCの広大で美しいキャンパスと自由でのびのびとした環境の中で、とても充実した学校生活を送っています。
MLCの授業は、単なる講義にとどまらず、歴史では戦争についてのグループディスカッション、英語では比喩表現を用いたストーリー創作など、自分たちで考え、意見を交わす学びが多いことが印象的です。他の科目についても、日本で学んだことを英語でもう一度学ぶというのはとても新鮮な経験です。英語力にあまり自信がなかったため最初は大きな不安もありましたが、ホストシスターや友人、MLCの先生方が温かくサポートしてくださったおかげで、授業についていくことができるようになりました。また週に3回、日本語の授業にアシスタントとして参加しています。初回の授業で自己紹介をした際、クラスメイトが一生懸命日本語で質問やリアクションをしてくれたことをよく覚えています。多民族国家であるオーストラリアで、さまざまな背景を持つ生徒たちが母国語ではない日本語を熱心に学ぶ姿を見て、嬉しく思うと同時に良い刺激を受けました。日本語でコミュニケーションを取れることで緊張も和らぎ、楽しい時間を過ごすことができています。
課外活動では、ホストシスターが所属するオーケストラやバンドの練習を見学したほか、友人が所属する合唱クラブの活動にも参加しました。このような課外活動では、授業の時よりも自然と英語を理解できるということに自分でも驚きました。またMLCの生徒たちによるミュージカル「MAMMA MIA!」の鑑賞は、とても感動的で心に残っています。主要言語が異なっても、音楽を通して気持ちを通じ合えることを実感しました。
休日には、ビクトリア州立図書館やメルボルン動物園を訪れたほか、カフェ巡りやショッピング、カラオケなども楽しみました。東京に比べ、どこもゆったりと広く、時間があっという間に過ぎてしまうように感じました。特に、ホストシスターや友人とショッピングに出かけた日が、これまでで一番の思い出です。(高2生徒)
MLCにて
ビクトリア州立図書館
シティの様子