第15回高校生模擬裁判選手権 優秀賞

昨年8月6日、高等科3年生の有志8名が、日本弁護士連合会主催の第15回高校生模擬裁判選手権に出場しました。初出場ながら、全国各地から参加した30校のうち8校に与えられる優秀賞を受賞しました!
6月初旬に行われた東京都予選通過後、3名の支援弁護士の先生方の温かいご指導の下、当日朝まで入念に準備して本番を迎えました。生徒たちは、法律や裁判の知識を得ただけでなく、仲間とともに考え、議論し、協力するといった女子部で培った力を存分に発揮することができました。この経験を糧に、卒業後も一層活躍することを願っています。

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今年度の模擬裁判はオンライン開催でした。
題材は脅迫事案で、被告人と被害者が過去に交際関係にあり、証拠も被告人宅から発見されたが、被告人が否認しているというシナリオでした。

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午前中は弁護人役、午後は検察官役の生徒が被告人質問や証人尋問を行いました。「弁論」や「論告」はパワーポイントを使って説明しました。

参加した生徒の感想
私は模擬裁判を通じ、論理的に考え、多角的に物事を捉える力を高めることが出来ました。模擬裁判の中で実際に弁護士役や検察役になってみると、自分の主張をより説得力のある論告や弁論にするには証拠となる事実を論理的に組み立てて相手に伝えることが大切なのだと痛感しました。また、裁判では無罪推定の原則である「疑わしきは被告人の利益に」という考え方が根本にあることを意識しながら、偏った考えにならずに多角的に捉えて主張することを心掛けました。
私はこの活動を通して法律が世の中の秩序を作っていると肌で感じ、人の権利が法によりどのように守られ、支えられているのかを更に知りたいと思うようになりました。今後、模擬裁判で感じた法律学の面白さを一層深めていきたいです。
最後に、模擬裁判に出場するにあたり沢山の指導と助言をくださった支援弁護士の方々、そしてメンバーと支えてくださった先生方に心より感謝申し上げます。

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