帰国生交流会 JICA地球ひろば
帰国生の交流を深める企画として、今回は3月10日にJICA地球ひろばを訪問しました。中1から高3までの18人が参加し、滞在国毎にグループに分かれて自己紹介をした後、海外協力隊経験者の方からお話を伺い、事前に準備した質問についても答えていただきました。その後、国際協力に関する展示を見学しました。参加した高3生徒の感想をご紹介します。
今回は海外協力隊経験者の方から、体育教師として南米の子どもたちや先生方に教えた貴重な体験談を聞くことができました。普段、日本では想像できないような出来事に驚くと同時に、何が「本当の幸せ」なのかを考えさせられるきっかけとなりました。
また、SDGsの目標ごとに展示ブースを設け、実際の国の状態を再現し、ゲーム感覚で学べる展示を通して、日本人の生活環境がいかに恵まれているかを改めて実感しました。展示の中にはSDGsの紹介もあり、これらの目標が掲げられているにもかかわらず、現時点でまだ十分な努力がなされていない部分が多く、私たちが日々世界で起きている問題に無関心でいることにも責任があると感じました。
卒業後は様々な選択肢の中で、自分ができることを真剣に考える機会が増えることでしょう。将来は留学などを通じて、海外と日本をつなぐ架け橋となるべく、国が抱える問題をしっかり学び、ボランティア活動にも積極的に参加したいと思いました。自分たちの将来を考える上で、世界を視野に広げる貴重な時間となりました。
JICA海外協力隊の方からホンジュラスとメキシコでの経験を伺い、自分が知らなかった世界について多くのことを学びました。私は小学生のときにアメリカに住んでいましたが、今回のお話を聞いて、これまで自分が経験した海外生活とはまったく異なる環境や価値観に触れることができました。特に、日本やアメリカとは異なる文化や社会の仕組み、そして現地の人々の暮らしについての話は非常に新鮮で、視野が大きく広がったと感じています。
今まで自分にとって海外と言えばアメリカが中心でしたが、今回のお話を聞くことで、自分が行ったことのない国に留学するという選択肢がより現実的に感じられるようになりました。異なる文化の中で生活することの難しさややりがい、現地の人々と深く関わることで得られる学びなど、実体験に基づいたお話はとても印象的で、自分自身も新たな挑戦をしてみたいという気持ちが芽生えました。
今回の機会を通じて、海外での学び方や将来の進路について、今まで考えたことのなかった可能性を見つけることができました。貴重なお話を聞かせていただき、心から感謝しています。