「DoctorX! オンライン・ミーティング」に5人の生徒が参加しました
内閣府NPO法人 Touch the Furture 主催「集え、未来の医療人 DoctorX!オンライン・ミーティング」が2月19日(日)に開催され、本校から5名の高等科生が参加しました。
コロンビア大学医学部外科学教授の加藤友朗先生を講師に招いた高校生向けオンライン・ミーティングです。加藤教授は、東京都出身の外科医で多臓器移植の分野で先駆者として知られています。
生徒にとっては、最先端の医療に触れる、大変貴重な機会となりました。
本校では、今後もこのような「本物に触れる」機会を生徒に知らせ、参加を勧めてまいります。
[参加生徒からの報告]
全国の医師を志す高校生約200名が参加し、前半は講義、後半は質疑応答という形で3時間にも渡るミーティングとなりました。
まず最初に話題に上ったのは、次の図において、「4本の直線を繋いで一筆書きでこの9つの点全てを通るにはどのような方法があるか」という問いでした。
ほとんどの人は無意識に正方形の枠の内側で考えてしまいますが、この問いは、その枠をはみ出して考えなければ解くことができません。これは、医療現場でも同じで、一般的に多いといわれる症状やな治療法だけに目を向けるのではなく、視野を広げ先入観を無くすことで、救える命が増えるだろうというお話でした。
そして、先生が携わられてきた「前例のない手術」についてもたくさん紹介してくださいました。具体的に身体のどの部分がどんな風に悪いのか、どういう経緯でその手術方法に至ったのかなど、そして、通常は見ることのできない実際の手術映像も見せていただきました。
後半の質疑応答では、同じ志を持った同年代の方たちのたくさんの意見から、医療に対する熱意が伝わってきました。このミーティングを通して、医師を目指そうという気持ちが一層高まり、将来の夢に確実に一歩近づけたように感じました。
[参加生徒の感想]
・「NO」から始めずに何でもやってみることの大切さや、医師に必要な資質などを学んだ。特に枠からはみ出して考えることの重要性を知り、新しい視点から物事を見ることで新しい発見ができるのだと感じた。今回のミーティングで学んだことは、どれも医師だけでなく、普段の勉強などにも応用できると思うので、常に「できない」と考えるのではなく、様々な視点から物事を考えて解決策を見つけていきたいと思う。
・自分の殻を破ってやりたいことをやってみること、少しの勇気で変えることができるのだと実感してしました。先生のお話は、実際の手術を受けた患者との対話、画像を紹介してくださり、特に全身の臓器を摘出して腫瘍を取り除き、元に戻す手術が大変興味深かったです。今回の機会は大変有意義な経験となりました。